夜の独り言

なんだかんだ他人の人生気になる

父の日は嫌い

私には父がいるようでいない。

法律的にはいないが、この世には存在している。

別に父と不仲なわけではないし、嫌っているわけではない。

時々会ったりもする。

 

しかし、父の日は大嫌いだ。

誰かと比較しながら生きている私には、他人の幸せな家庭の様子を見せられることがどれだけ苦痛か。

私にはテレビCMに出てくるような厳格で尊敬できるような父はいないし、SNSで流れてくるような家族みんなに父の日を祝われるような優しい父はいない。

 

私はみんなが当たり前に手にしている、母親父親がいる幸せな生活は一生手に入らない。

 

この感情をぶつける相手もいない。

ぶつけたところで理解されないだけだし仮に理解されたフリをされても余計に傷つく。

 

こんな面倒くさい思考に至ってしまう自分に呆れてしまう。

いつまでも悲劇のヒロインぶっていたい自分に腹が立つ。

 

なぜよりによって今日、母はケーキを買ってきたのだろう。

私には一生理解できないだろう。